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74. 成功する学び方

更新日:2022年9月7日



私たちは誰でも、限りない創造性を持っています。そのように創造されたからです。いのちが創造され、そのいのちの特徴は創造性です。いのちは、自ずと、輝き、表現され、分かち合われるようにできているのです。果てしなく。

いのちがあふれ出るとき、それは美しさを無限に増していきます。さらに豊かになっていきます。大勢の人を巻き込み、繋がり、喜び合える輪が大きくなります。それが、いのちの性質であり、いのちを与えられた私たち一人一人に共通している人生の意味と目的です。

クリエイティビティを追求する仕事、美を追求する仕事、人とつながる仕事を持っている人は幸せです。というより、いのちを輝かせたいという情熱が、自分の内にあることを素直に受け入れ、信頼しようとしたから、そのような仕事を“創造”したのです。 そのことを覚えているなら、仕事の成功が、そのまま人生の目的の達成なのだということにも確信を持っていられます。確信を持っていることほど力を発揮するための強固な土台はありません。

ということは、仕事は成功しなければなりません。また、成功するに違いありません。 いのちが美しく豊かに広がっていくこと、与えられた創造性を発揮することを目的に存在しているのならば、その目的に意識の焦点を合わせさえすれば、自然に成功するはずなのです。

その成功を追求することを中心に据えて生活する人は、美と豊かさと人との優しい繋がりに満ちた人生を創造していきます。もっと正確に言うなら、成功の追求とは、自分自身のいのちを邪魔せずに自由にさせること、いのちを自由に羽ばたかせること、そしてそこに美と豊かさと愛があふれるのを見逃さないことだと覚えている行為です。つまり、成功は、どこかから掴み取ってくるものではなく、内側から四方に放たれていくものだということを信頼できれば、人生は、豊かになるのです。自分自身の人生だけでなく、自分が大事にしている周りの人たちも、さらに大勢の人たちも。

私たちは、学びは外からやってくると思い込む傾向があります。人に教わったり、人を真似したり。テクニックを身につけ知識を増やし、アイデアの種を探し。そして集めた情報は、次々と更新していく必要があります。自分で感じることよりも、人からのアドバイスを優先することもあります。逆に、人の忠言に耳を貸さずに独りよがりのやり方を貫いて、後で後悔し反省することもありますね。いいえ独りよがりではなかった、自分の独創的なアイデアがついに評価されて嬉しい、ということも。

そのように、進歩したり後退したり、自信をつけたり失ったり、ということを繰り返しながらキャリアを積んでいく、仕事を得ていく、収入をあげていく、というやり方は、骨身を惜しまない努力が要るし、たびたび自分を叱咜しなければならないものなので、疲れが溜まれば、根をあげたくなることもあります。喜びの源であるはずの仕事がつらいものになるかもしれないし、頑張っても収入につながらない悩みが消えないこともあるでしょう。

学びの仕方を、完全に変えるなら、何もかも、スピードアップします。楽になります。 「自分はまだ足りないから知識も経験もテクニックも人から学ばなければならない」「お金になる仕事を手に入れなければならない」というような考え方を完全に手放すのです。「足りていない」という前提を外すのです。その代わりに、「自分はすでにすべてを完全無欠に持っている」「自分が毎日経験すること、目撃することは全部、それが表現されたものだ」と、捉える訓練をするのです。その訓練を学びと決めるのです。

誰かの素晴らしい仕事を見たなら、自分も早くあのようになりたい、あの人を超えたい、と思う代わりに、その人もその仕事も自分のいのちの鏡だと見ましょう。自分に何ができるかをその人が見せてくれています。誰かが成すことは自分がしていることと同じなのです。誰かが何かアドバイスをくれるとしたら、それは、自分自身の声なのです。否定的な言葉を耳にしたら、それは自分の心に、自分に対する疑いと不安があることを示してくれていると受け取りましょう。

自分が見るもの聞くもの、それは全部自分自身なのです。 この訓練は「三週間コース」「三年コース」で卒業するものではなく、ずっと続けていくものです。たぶん一生。でも、始めた途端、すぐに成果は見えます。毎日、豊かな成果が生み出せるようになります。成功への一番の近道であり、しかもその成功は、人生の一部分ではなく、あらゆる局面に及びます。 自分の心には完全無欠の力が宿っている、そしてその心は無限に広がっているので、自分の周囲に見えるものは全て自分自身、と理解できると、猜疑心、欠落感、自分へのダメ出しはいつの間にか気持ちよく消えているでしょう。

Linque vol.75 (IBF国際美容連盟発行 2.28.2022


 
 
 

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香咲弥須子

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